AIを使ってミュージックビデオを作る方法!KLING、MIDJOURNEY、 PHOTOSHOP

AIでオリジナルの画像、動画、音楽とかが作れるって噂です。
と言うことで!AIでどこまでやれるか(2025春 現在)検証やってみました。
AIなんて使ったことない!どんな事できるの?
って人にも楽しんでいただける内容となっております。
完成したビデオ
まずは実際に作ってみたミュージックビデオを見てもらおう!
(Youtubeですが非公開)
動画の設定は:
ある架空のアーティスト(動画内で派手なメガネの人)のミュージックビデオ。
ある架空の映画のテーマソングになっていて、その映画の映像を使ったミュージックビデオ。
映画の設定:
内容はサイバーパンクシティーな近未来。
ロボットと共存する世界で主人公(実在の友人)が反乱軍のリーダーとなって戦う。
というよくありそうな設定だ。
この動画では友人の美容師の画像1枚を使って動画にしてみたぞ!
途中で友人が外人風になってたり、無駄にかっこよくなっているが気にしないでほしい…
あくまでAIでこんな事ができるよ。って参考にしてほしい。
何のAI使ってるか分かるように、ウォーターマークはそのまま入れてます。
AIで曲を作る
SUNO
まずは曲を作っていくぜ!!
使うのは「SUNO(スノー)」だ
https://suno.com/home
Goolgleアカウントなどで早速ログイン!
紹介した動画に使った曲のプロンプトは
プロンプト:
Male vocals, Fast-paced punk rock with energetic, catchy melodies, Simple, powerful guitar riffs and punchy drum beats drive the rhythm, High-energy and full of attitude.日本語訳:
男性ボーカル、スピード感のあるパンクロック。エネルギッシュでキャッチーなメロディが特徴。シンプルで力強いギターリフとキレのあるドラムビートがリズムを牽引。ハイエナジーでアティチュードに満ちたサウンド。
って感じで曲調を説明すればあっという間に作ってくれます。
(もっと簡単な内容でもいいぞ)
歌詞やタイトルも自動でつけてくれる。
オリジナルの歌詞
オリジナルの歌詞を入れたい時は、タブを「カスタム」にしてLyricsのとこに歌詞を入れる。
その下のStyleに曲調を入れる。


曲調は日本語で入力でもいいっぽいが、英語にした方がベターです。
英語なんてできん!って人は
chatGTPなどで、日本語入れて「英語にして」って言えば翻訳してくれるぞ
ちなみに歌詞をいれる場合、
「Verse」とか「Chorus」とかを文章の前に入れた方がいいですね。
Verse 1 (Aメロ1番)、Chorus (サビ)、Bridge (Cメロ)とかね。
Chorusの所をちゃんとサビにしてくれる。
他にも intro とか outro とか色々あるぞ。
SUNOの注意点
歌詞は日本語を入れれば日本語で歌ってくれます。
が、音読み訓読みがあやしいです。
そうゆう漢字はカタカナにした方がいいですね。
アーティスト名を入力すると基本的にエラーになります。
なので、誰かに似せたいなら、その曲調を説明する必要があります。
が、200文字以内で説明する必要があるので、そこが難しいところ。
無料版でも毎日数回はチャレンジできるのでぜひトライしてみほしい!
仕上がりは結局ガチャなので、何回かトライしないといい感じの曲にはならない…
作ってみよう!
今回のこの記事用にサンプルの曲を作ってみた。
プロンプト:
Starts with singing. Soulful, emotional, and heartfelt style. Slow tempo with powerful, raspy male vocals. In the chorus, drums become intense and shouting vocals add energy.日本語訳:
歌から始まる。ソウルフルで感情的、心に響くスタイル。スローテンポで、力強くしゃがれた男性ボーカル。サビではドラムが激しくなり、シャウトボーカルが加わってエネルギーが高まる。
このプロンプトをSimpleタブに入力して「Create」するだけだ!
上記を入力して出来上がった曲がこちら
タイトルも勝手につけてくれる。もちろん指定もできるぞ!
今回は「Scars in the Rain」って曲らしい。
雨の中の傷跡?何とも切なげで詩的ですなー
あんまりしゃがれた声じゃないが…まぁいいか…
って感じでSUNOを使えば簡単に曲は作れるぞ!
SUNOを参考にしてオリジナルを作るのもいいよね。
キャラや背景などの画像を作る
ここからキャラクターや素材を作っていくぞ
まず主人公となる人物を作っていきます。
Midjourney
使った画像生成AIは Midjourney です。
https://www.midjourney.com/home
以前はdiscord上のみでしたが、WEB版もできてるようです。
今回はWEB版を使っていきます

↑ Midjourneyの画面はこんな感じ
使い方
画面上の「what will you imagine?」ってところにプロンプトを入力するだけ。
以前は、書き方とか色々あったけど、今は普通に英文を入れれば画像を作ってくれるぞ。
プロンプトは英語にした方がいい。
この画像にある脳みそのようなものは、実際に動画のラストにつかったもので
プロンプト:
Front view. A cyberpunk city. A massive brain floats inside a tank, connected to numerous tubes. The setup is highly mechanical, with various meters and instruments attached.日本語訳:
正面から見たサイバーパンクの都市。巨大な脳がタンクの中に浮かび、無数のチューブに接続されている。設備は非常に機械的で、さまざまなメーターや計器が取り付けられている。
って感じで入力してます。
プロンプトの最後に –ar 16:9 って入れれば16対9の画像になる。
他にも色々あるのでやってみてね。
架空のキャラを作ってみる
今回は、大好きなTeddy Swimsをイメージしてプロンプトを組んでみた。
プロンプト:
A man in his early 30s, with a slightly overweight build and a clean-shaven head. He has a thick beard and tattoos covering his face, arms, neck, and hands. His eyes give off a gentle impression. He dresses casually, often in oversized T-shirts, hoodies, and relaxed pants, embodying a street culture vibe. Despite his relaxed style, there’s a strong energy that shines through when he sings. He has broad shoulders and a solid, muscular physique overall. His appearance combines both kindness and strength. –ar 3:4日本語訳:
30代前半の白人男性。少し太めの体型で、スキンヘッド。顔には太いひげがあり、顔や腕、首、手にはタトゥーがびっしりと入っている。目は優しげな印象を与える。彼の服装はカジュアルで、よくオーバーサイズのTシャツやフーディー、ラフなパンツを着ている。ラフなスタイルに包まれた彼は、まるでストリートカルチャーのアイコンのよう。穏やかな表情の中に、歌うときの強いエネルギーが感じられる。肩幅は広めで、全体的にがっしりした体格。優しさと力強さを兼ね備えた容姿。


1枚目はTeddy Swims本人
2枚目がこのプロンプトで作成したキャラクター
ちょっとイメージと違うが…
まぁ、良しとしよう…
こんな感じで動画に使うキャラクターや背景をどんどん作成していきます。
Photoshop
最初に紹介した動画は友人の元写真を使ったので、Photoshopの「生成塗りつぶし」で服や小物を付け足していきました。
いい感じに生成されない時もあります。
そんな時はMidjourneyで必要な服装や小物を生成して、それをPhotoshopで合成しました。
Photoshopなんて無いし!って人は、
「写真からのAIアートジェネレーター」ってAIを使う事で、画像をアニメやサイバーパンク風にしてくれるぞ!
https://www.artguru.ai/jp/ai-art-generator-from-photo/
「生成塗りつぶし」
さて、画像はうまく生成されたけど、見切れている!
背景が足りない!
そんな時もPhotoshopの「生成塗りつぶし」です。
まずカンバスサイズでサイズ変更。
足りない部分を選択して「生成塗りつぶし」に何も入れずに生成するだけ。


これだけで背景や見切れてた袖部分もいい感じに描画してくれます。
他にも頭の部分を適当に選択して
生成塗りつぶしのプロンプトに「キャップを後ろ向きに被ってる」と入力。
(Photoshopのプロンプトは日本語もいけるぞ。英語のが安定してる気はする。)


画像のようにキャップを被せるなんて事もできます。
服装を変える事も可能です。
体全体を適当に選択します。
生成塗りつぶしのプロンプトに「White suit and white shirt」と入力してENTER!


って感じで白いスーツ姿に変わりました。
ただポーズは全然違うし、予想と全然違う仕上がりになる時もあるけど、そんな時は再生成しましょう。
選択範囲が広いとどんどん勝手に変更してきます。
選択範囲が狭い方が期待した結果に近いと思います。
画像を動画にする
Kling

さっきの画像を動画にします。
画像を動画化するのは、「Image to Video」と言われます。
「Image to Video」って検索してみると色々出てくると思います。
今まで色んなAIを無料版で使ってみました。
結局どれがいいの?って話なんだが、個人的におすすめは Kling だ!
https://klingai.com/global/
とりあえず無料でやりたい!って事なら、Hailuo AI とかがおすすめです。
Kling にも無料版はあるが遅いんだよ…
あと人気なのは、Runway とか、chatGPTの有料版やってるなら SORA もアリかな。
Klingが使い勝手よく、仕上がりもかなりいい感じの動画を作ってくれる!
個人的には一番おすすめはKlingです!
生成したキャラ画像を動画にする
画像を1280×720にサイズ変更して背景を付け足した

動画の背景としてMidjourneyでこの画像も作ってみた

では、KLINGを開いて、「Image to Video」です。
「Frames」と「Elements」がある。

「Elements」は要素となる画像を4枚入れる事ができる。
アップした画像を要素として動画を作ってくれる。
「Frames」の方は複数枚の画像を用意して1枚の画像から2枚目の画像までの動画を作ってくれます。
例えば、1枚目に立っている人物、2枚目に走ってる人物をアップすれば、止まっている人が走り出す動画になるって事。
今回は「Elements」を使って行くぞ。
さっそく「Elements」にさっきの画像をアップロード。

では、次にどんな動画にするか?プロンプトを入力していく。
プロンプト:
The man stands alone amidst the ruins, singing. His figure forms a vivid contrast against the fragility of the crumbling city. With eyes reflecting both kindness and quiet strength, he gazes into the distance and sings as if drawing from the depths of his soul.日本語訳:
男は廃墟の中にひとり立って歌っている。崩れた街の儚さと鮮烈な対比を生む。優しさと静かな強さをたたえた目で遠くを見つめ、心の奥底から絞り出すように歌う。
これだけで、5分ほどで右側に動画が生成されます。
こちらが今回つくった動画
KLINGでは5秒と10秒の動画が作成できるが、僕は基本5秒で作ってます
曲を歌わせる
SUNOで作ったサンプル曲を歌わせてみるぞ!
生成された動画の下に「Lip Sync」ってのがあるんですが、
音声ファイルを用意すれば、曲に合わせて歌わせたり、音声にあわせて口を動かす事ができます。
アップするmp3は20MBまでかつ30secまでとなります。
SUNOからダウンロードしたものは1曲なので、このサイトとかで短くしてください。
曲をアップロードしたら、「Generate」するだけ!
ヒゲが多すぎてよく分からないかもしれないが…
まぁ、こんな感じで5秒の動画できた。
iMovieやプレミアで動画修正
って感じで5秒とか10秒の動画を大量に作成していく!
それら素材として1本の動画を編集していくわけです。
iMovieでも簡単に編集ができますが、音との同期を意識するならAdobe premiereとかを使った方がいいです。

まぁ、編集と言っても順番に入れて、曲に合わせて切ったりするだけなんですけどね。
と、こんな感じで1本のビデオができます。
まぁ面倒ではあるよねー笑
実際、これで何すんの?と言われると難しいが…
遊びとしては楽しいです。
結婚式のビデオとかにいいんじゃないでしょうか?
オリジナルの曲を作って写真から動画も作ったりしたら面白いんじゃないかな?
作って欲しい!って方は、ぜひ、ご連絡ください。
というわけで三重県で髪を切るならcontra-sto へ!
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