DIYでしっくい塗装:石膏ボードのパテ埋めと下地処理
![](https://design9.jp/wp-content/uploads/2023/10/reform08.jpg)
壁や天井ができてきた
ドアとか作ってる間に大工さんが室内の壁を作ってくれてました。
すごいですねー
1枚目、キッチンになります。ニッチのように見えますが、元の壁の作りがそうなってたのでそれを活かしてます。
2枚目、こっちの壁にはニッチを作って貰ってます。ここにはTVが入ります。
TV台を置きたくないんですよ。
HDDレコーダーとかは壁の裏に設置します。
![ボード貼る前 キッチン側](https://design9.jp/wp-content/uploads/2023/06/kabe1-500x500.png)
![ボード貼る前 TV側](https://design9.jp/wp-content/uploads/2023/06/kabe2-500x500.png)
ここに石膏ボードやコンパネを貼っていただいきました!
棚を取り付ける予定の壁にはコンパネを使用してもらいました。
これでDIYで壁にビスを打つ時でも下地の位置を探す必要がないんです。
![](https://design9.jp/wp-content/uploads/2023/06/sekkou-800x420.png)
壁ができると随分イメージが変わります。
さすが俺たちの植村建築さんだぜ!
この石膏ボードにクロス貼ったり、漆喰塗ったりするわけですが!
その前に重要な工程があります!
そう!下地処理です。
下地処理をしないと仕上がりの壁がガタガタボコボコになるので必須な作業ですね。
この下地が綺麗かどうかですべてが変わってきます。
下地処理とは?
ボードとボードのつなぎ目、ビスの穴、カケてる所、などをパテで埋めて平らな壁や天井にする作業の事です。
- ボードのつなぎ目、ビス穴をパテで埋める
- スクレーパーで平にして乾燥
- パテは乾くと凹んでいる(痩せる)事があるので
- 凹みにはもう1度パテを塗ってスクレーパーで平らに
- 乾燥後、紙やすり等で更に平らに
という工程が必要となります。
全部屋、全天井をやる必要が…
甘く見てました…
予想よりしんどい!
特に天井!!おまえだよおまえ!
パテを作る
パテ処理ですが、まずパテを作る所からスタートです。
出来上がってるパテもありますが、大量に使うので粉状のものを買って水で練る方が圧倒的に安いです。
で、粉パテなんですが、実はいろいろ種類があります。
上塗り用、下塗り用、ペイント仕上げ用とか色々…
詳しくは吉野石膏さんへどうぞ。
下塗り用を塗って、更に細かい上塗り用を塗るのが良いと思います。
が!めっちゃ余るやん!って事で最も一般的なタイガーパテを使用しました。
こちらは上下塗り兼用です。
ヘラは大きいのがあるとキレイにできます。
これも二度と使う気がしないので安いセットの物を買いました。
パテ処理
![ビスの穴埋め](https://design9.jp/wp-content/uploads/2023/06/sekkou1-500x500.png)
![ファイバーテープ](https://design9.jp/wp-content/uploads/2023/06/sekkou2-500x500.png)
まずは、壁も天井もビスの穴をパテで埋めました。
数が多いですがめげない!
とりあえず、スクレーパーで何となく平らにする感じ大丈夫です。
ボードとボードののつなぎ目には、ファイバーテープを貼ってパテ埋めします。
![パテ処理1](https://design9.jp/wp-content/uploads/2023/06/pate3-500x500.png)
![パテ処理2](https://design9.jp/wp-content/uploads/2023/06/pate4-500x500.png)
石膏ボードは面取り(角を削ってベベル状にする)してあります。
(段差になる事があり、壁がキレイに仕上がらないから)
凸は困るが凹ならパテで埋めちまいな!って事でしょう(たぶん)。
この面取り部分(ボードのつなぎ目)すべてにファイバーテープを貼ります。
その上からパテ埋めする。
パテはできるだけ広く平らにする。
なので目には分からないけど、ボードのつなぎ目は真っ平らではなく少し膨らんでいる状態なんです。
つなぎ目のパテはなるべく幅広く塗った方が綺麗に仕上がります。
そのために、スクレーパーは大きい方がいいんです。
図解するとこんなイメージ
![解説図](https://design9.jp/wp-content/uploads/2023/06/shori-800x420.png)
パテは厚くするな
どんどんパテ処理をしていきます。
天井の作業がかなりしんどいですね。
ここで1つミスりました。
多めにつけてあとで削ればいいじゃん!と思ったのですが…
そんな事しない方がいいです…
削るのしんどすぎー!
なのでサンダーで削ったりもしましたが、最初から丁寧に1つ1つやった方が結局早いし綺麗です。
天井にサンダー使うとサンダーが重いです。
しかも粉が舞いまくりになります。
![厚く塗りすぎ](https://design9.jp/wp-content/uploads/2023/06/miss1-500x500.png)
![サンダーで削る](https://design9.jp/wp-content/uploads/2023/06/miss2-500x500.png)
パテパテパテパテパテパテパテパテ
パテパテパテパテ
パテパテパテパテパテパテパテパテ
パテパテパテパテ
ひたすらパテ埋め…
![天井パテ処理](https://design9.jp/wp-content/uploads/2023/06/sekkou3-800x420.png)
![](https://design9.jp/wp-content/uploads/2023/10/pate-500x500.jpg)
ちなみに
こちらは職人さんが塗ったパテ。
めっちゃ綺麗!
先にお手本を見たかった…
角のパテ処理がむずい
角の処理は難しいです。
角にはコーナー材ってのを貼っていきます。(裏面がシール)
この穴の部分にパテが入り込む感じです。
コーナー材を使えば角はキレイに出る!
また、角は触ったり物が当たる事が多く、削れる事があるのでその補強でもあります。
めっちゃ便利アイテムのような気もしますが、コーナー材分の段差ができるので、塗るパテも多く厚くなり広めにパテしないとなかなか平らになりません。
![角パテ処理1](https://design9.jp/wp-content/uploads/2023/06/pate5-500x500.png)
![角パテ処理2](https://design9.jp/wp-content/uploads/2023/06/pate6-500x500.png)
窓の上の出っ張り部分、壁の角部分、何度もパテしましたね…
乾燥したらもう1度塗って…
何となくきれいな角になったのではないでしょうか。
乾燥したら削る
パテが乾燥したら紙やすり削って更に平らします。
で!途中から便利な物に気づきました。
スポンジやすりぃーーーーーーッ!
たったらたった たーったたー♪
![](https://design9.jp/wp-content/uploads/2023/10/サンダー-800x450.jpg)
マジおすすめ。
最初からこれにすればよかった。
平にしやすい。持ちやすい。安い。
![スポンジやすり1](https://design9.jp/wp-content/uploads/2023/06/yasuri1-500x500.png)
![スポンジやすり2](https://design9.jp/wp-content/uploads/2023/06/yasuri2-500x500.png)
猫トイレの入り口の周りもパテパテ!
枠も取り付けたぜ。
![ここもパテ処理](https://design9.jp/wp-content/uploads/2023/07/neko5-500x500.png)
![枠を取り付けた](https://design9.jp/wp-content/uploads/2023/07/neko6-500x500.png)
パテ処理終了
やっとパテ処理がすべて終了しました!
もうやりたくない!
![玄関周り](https://design9.jp/wp-content/uploads/2023/06/bo-do1-500x500.png)
![キッチン周り](https://design9.jp/wp-content/uploads/2023/06/bo-do2-500x500.png)
キッチン周りと玄関周り、この2箇所はパテ処理してません。
ここはクロスを採用です。
ここは職人さんにクロスを貼ってもらうので下手なパテ処理はしない方がいいだろう。
って事でそのままです。
(しんどいからってDIY箇所を減らしたんじゃ無いんだからね…)
でもね、キッチン周りは汚れが飛んだりして拭ける方がいいじゃん?
塗り壁だと汚れが拭けないからね。
他、トレイや洗面所周りもクロスとなりました。
そんな事より注目してほしいのが、2枚目のキッチン周りの写真。
右奥の棚のようなもの(壁の色が違う部分)。
ここはキャットステップになります。
キャットウォークに繋がってワクワクな猫スペースになります!
次回は、パテ処理が終わったので漆喰を塗ってくぞ!
次の記事は
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