DIYでしっくい塗装:アンダーコートで塗装リフォーム! 色はグレーに調合
アンダーコートを全部屋に綺麗に塗れたので、いざ漆喰へ!
が、急遽予定変更!!
いったいどうなる!?
漆喰にも下地処理
漆喰を塗る時もちゃんと下地処理した方が良いです。
それがこのアンダーコートです。
アンダーコートを塗る理由
- ヤニ、アク、シミ防止効果
- 仕上げ材の接着力の向上
- 水引き調整効果で施工がスムーズ
漆喰はこちらの「大和しっくい」を使います。
漆喰もアンダーコートも畑中産業さんのものを使いました。
漆喰DIYの感想はこちら
アンダーコートを練る
アンダーコートは粉状になっており、水と混ぜて練る必要があります。
漆喰は真っ白ですが、アンダーコートは少しグレーです。
アンダーコート1袋に対し水3.2Lという分量ですが…
一気に入れるとめちゃくちゃ重いです。
なので、1/4ずつぐらいにして、粉に水を入れるという形で混ぜていきました。
通常こうゆう時はパワーミキサーってのを使います。
でも、この為だけに買うのもな…
って事で、パワーミキサーの先端のみを購入。
これにドリルチャックをつけてインパクトに取り付けました。
感想としては、パワーミキサーがあった方がいいです!
インパクトだとパワーが足りない感じで、連続で使い続けると熱くなる…。
粉が多いと硬すぎて止まります。
熱くなったら止めて、別のインパクトを使う。を繰り返しました。
(2台あってよかった)
熱いまま使い続けるとたぶんモーターが焼けると思います。
インパクトでもやれなくはないが…
可能であればパワーミキサーを使う事をおすすめします。
アンダーコートを塗る
コテとコテ板が必要になります。
コテは大きいの小さいの、角用などいろんな種類があると便利です。
小さいコテのが扱いやすいですが、大きいコテのが作業も早く綺麗です。
大きいのだけだと、どうしても入らない場所が出てくる。
結局、どっちもいるんかい!
初心者ならプラ製の柔らかくてしなるタイプのが使いやすいかも。
特に角部分(入隅出隅)が難しいので、角コテもあると便利。
コテ板はただの板でもいいけど、持つトコがないと持ってるのがしんどい。
うま~くヌレールからいろんなコテ関連の製品が出てるのでDIYなら十分です。
一番使ったコテがこちら
1面だけ塗ってみました。
結構、綺麗に塗れて楽しいぞ!
(漆喰を塗る方が難しいのでここでコテの扱いに慣れるの重要)
アンダーコート自体がちょっとジャリっとしててその質感が結構いいです。
さて、これを全ての部屋の壁と天井に塗っていきます!
汚れると漆喰はやっかいなので、キッチン、洗面所はクロスです。
「ここは塗らなくていいのか!」と思うとホッとする!
ってか、なぜ壁から塗ったし!
天井から塗るのをおすすめします。
壁にたれると悲しいよ。
で、一通り塗り終えたぞ!
大切なのはめげない心!!
夜に見ると思ったよりグレーです。
乾くともう少し白くなります。
漆喰を塗る
さて、下地のアンダーコートが終わったので、漆喰を塗っていきます!
前回の記事でも書きましたが、漆喰は練るのも塗るのも大変でした!
「大和しっくい」は、自分で水を混ぜて練る必要があります。
水の量は、季節、温度、環境に合わせて調整できるとベストですが…
んなもん分からん!
とりあえず、規定通りの水の量で練っみたんですが…
塗ってみるとすぐ乾いて伸ばすのが大変だった…。
アンダーコートがしっかり水を吸ってくれたんだと思うが…
もう少し水を入れて、ゆるめにしても良かったな。と今は思う。
ただ、水の量が多いと、乾くのが遅くなりテッカテカになりやすいので注意。
プロでもテカリを完璧に無くすは難しいらしいです。
テカリで言うと、
綺麗な平らにしようと何度もコテをやってるとテカってくる!
これは誤算だった。
コテのやりすぎ注意ですね。
ピッカピカのテッカテカにするならコテをしまくるべし。
後半には塗るのも慣れたけど、コテ跡残しのデザインのが誤魔化せて楽です。
しかも、その方がテカリも出にくい(分かりにくい)です。
これはトイレ・洗面所の写真です。
天井と壁、白い部分は全て漆喰を塗りました。
タイルのように見えるのはクロスです。
テカリが少し気になるが、まぁいいでしょう。
さて、他の部屋も!と紹介したい所ですが…
実は「漆喰を練るのも塗るのもしんどいじゃないか!」
「アンダーコートの方が、綺麗に塗れるし、質感もいいじゃないか!」
という事で、他の部屋はアンダーコートを仕上げ!に急遽変更しました。
という事で、漆喰作業は終了です!
しかし、アンダーコートの1度塗りは不安なので2度塗りしていきます。
どうせなら色も変えようぜ!
今回は2種類のグレーを作ってみました。
グレーに調合
漆喰もアンダーコートも色を変える事ができます。
今回はグレーにするので黒い粉を入れます。
松煙墨(しょうえんぼく)という物があるんですねー。
これは着色剤として売ってる松の煤(すす)を集めた粉です。
松煙墨
松の枝や皮を燃やして煤を採煙し、膠、水、香料などと混ぜ合わせて造られた墨を松煙墨といいます。 * 生き松や老松を原料にしています。
厚みのある艶を感じさせない黒(漆黒)で、古くなるほど青墨化が進むといわれています。 松煙墨から始った墨の歴史ですが、現在では良質な松が減少している為、松煙墨は大変貴重品として扱われています。
少量入れるだけで結構黒くなります。
だいたい1%〜1.5%ぐらいの比率で配合しました。
セメントだと10%ぐらい入れるのかな?
漆喰(アンダーコート)は元が白色なのですぐ色がかわります。
おすすめの調合方法は、
色粉と漆喰(アンダーコート)を粉同士で先に混ぜるです。
- ビニール袋に漆喰を入れる
- そこに松煙墨を入れる
- ビニールを閉じて揉んで振りまくる
- 白いのが見えなくまで混ぜる
- バケツに移して水を加えて練る
今までは1袋作って塗り終わったら、次の袋、と作業してました。
が、色付きの場合は、途中で作ると色が変わる可能性があります。
なので、一気に大量生産します。
1日では使いきれないので収納ボックスにビニール袋を入れて作りました。
(ビニールで巻いて蓋をしておけば数日置いといても問題ないです)
色が濃く見えますが、乾くともう少し明るくなります。
この辺も踏まえて色調合する必要があります。
端材などでテストする事を勧めます。
あと、今回は薄いグレーと濃いグレーの2色を作るので、
最初に薄いグレーで大量生産して残りから濃いグレーを作りました。
仕上げ用に二度塗り
アンダーコートの二度塗り開始です。
ほぼ黒に見えますが、乾くとどんどん薄くなっていきます。
横への移動が多くなるので、通常の脚立よりも足場脚立があると便利です。
足元を見ないで作業したりするので気をつけてください。
そんなこんなで二度塗りも終了です。
リビング
リビングはTVの壁のみを濃いグレー。
2枚目、TVのニッチ部分が徐々に乾いていってる所。
上の棚と右側の棚は、猫ステップです。
キッチン
キッチンはカウンターのみ濃いグレー。
(カウンターの黄色のは保護用の養生カバー)
背面はクロス仕様。
キッチの横にも猫ステップ!
TVの横の猫ステップまで繋がってます。
オフィス
本職はホームページ屋さんなのでオフィスがあります。
オフィスは全体的にグレー。
違いが分かりにくいですが左の壁だけ更に濃いグレーになってます。
グレーの壁は日の当たり方でかなり色の濃さや表情が変わって見えておもしろいですね。
ついでに
オフィスの壁にポスター掛けてみました。
石膏ボードの壁にポスターを掛けるならこれ!
という流れです。
1つで5kgまで耐えれるらしいので余裕ですね。
が!額側に引っ掛けるところがなかったんで穴開けて紐を通しました。
って事でバスキアの絵を飾ってみました。
アンダーコート仕上げの問題点
いい感じに仕上がったと思ってましたが!
生活を初めてみると、アンダーコート仕上げの問題が見えてきました。
やっぱ仕上げ材じゃなく下地材なんだな。と…
問題1:アンダーコートは水に弱い
アンダーコートは水に弱いです。
水つけてこすると取れてきます。
まぁ、これは畑中産業のホームページにも書いてあったので、知ってました。
だから、トイレはクロスと漆喰。
キッチン周りはクロスにしたんですけどね。
ただ、水がかかってしまった所に跡が残ったりするんですよね…
アンダーコートは水を吸うためのモノなので…
コーヒーとかかけてしまうとそりゃ…ねぇ…
って事になってしまうのです。
問題2:引っ掻くと白いライン
猫はあまりやらないんですが、犬が壁を引っ掻く時がある!
本人に悪意は無さそうなんですが、壁に白いラインが残るんです。
これは想定外でした…
なぜ、ワンコには爪を引っ込める機能が付いてないのか…
猫には付いてるぞ!
と、問い詰めたくなる気持ちは置いといて
そんな事は言ってても仕方ないので、何か考えなければ!
現在考えているのが、アンダーコートの上からペンキを塗るです。
多分、これで解決できると思います。
ペンキ塗った方が保護にもなりますからね。
と言いつつまだやってないけどね…
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